日本が世界に誇るソウルフードといえば「たまごかけごはん」。
“卵“は多くの国々で親しまれていますが、世界にはどんなソウルフードがあるのでしょうか?
今回は、卵を使ったアジアの国々のソウルフードをご紹介したいと思います!
〇台湾『茶葉蛋(チャーイエタン)』
ゆで卵をお茶と香辛料でじっくりと煮た、台湾の伝統的な煮卵です。
台湾のコンビニのレジ横には、決まって茶葉蛋があるくらいポピュラー。屋台でも、小腹が空いた時のおやつや、食事の時の1品として親しまれています。
殻をむいた時の模様がきれいなので「大理石たまご」と呼ばれることも。
<片桐レポ→>
八角などの香辛料が効いていて、紅茶の香りが効いていて美味しいです。ルーローハンに近い味です。
〇タイ『カイジャオ』
油で両面を揚げ焼きにした、外はカリッと、中はふわっとした卵焼きです。具材には、豚ひき肉やネギなどが入っています。
タイの屋台や食堂では、定番の料理です。
<片桐レポ→>
具材の旨味や、味付けで入れているナンプラーと相まって、クセになる味!これはご飯にもシンハービールにも合うやつです。
〇ベトナム『バインチャヌン』
パリパリに焼いたライスペーパーに、卵や豚肉などを挟んで焼いた料理です。
ベトナムの屋台では、炭火で焼きたてのものを食べることができ、おやつとして人気があります。
<片桐レポ→>
外はパリパリ、内側の生地はモチっと、卵はフワッとして、食感の違いが楽しくて美味しいです。本場の屋台で食べてみたくなりました!
〇インド『ブレッドオムレツ』
パンをまるごとオムレツで包んだ、北インドの朝ごはんの定番料理。コリアンダーやチリパウダーなどのスパイスで香り付けされています。
<片桐レポ→>
パンと卵という日本人にも馴染み深い組み合わせなはずなのに、新鮮な味!スパイスが効いていて、朝から元気が出そうな味です。
〇シンガポール『カヤトースト』
トーストしたパンに、“カヤジャム”という卵、砂糖、ココナッツミルク、パンダンリーフなどでできたジャムをサンドした料理で、温泉卵にディップして食べるのが一般的です。
シンガポールの朝食は、このカヤトーストと、“コピ“と呼ばれる練乳入りのコーヒーが定番です。
<片桐レポ→>
トーストの甘さ、温泉卵のしょっぱさで、これは無限ループです。
〇フィリピン『バロット』
孵化直前のアヒルの卵を茹でた料理です。
フィリピンでは「バロットはアメリカ人にとってのホットドックのようなもの」といわれるくらい親しまれています。
夜になると街中で売り歩きしており、おつまみとしても人気です。
強壮効果があるともされ、栄養価が豊富なため、男女ともに好んで食べられています。
<片桐レポ→>
手に入らず・・・。割った時に出てくるスープが絶品なんだとか・・・!
もし機会があれば(?!)、食べてみたいと・・・。
いかがでしたか?アジア編、といっても極一部にしかすぎませんが、今後も様々な国の卵料理をご紹介していたいと思います。ぜひ一緒に探求しましょう!
投稿者:片桐佑香
【参考文献】
「タマゴの歴史」(ダイアン・テュープス),原書房,2014
「世界のたまご料理」(岡根谷実里),NHK出版,2022